こんにちは、るびこです。
以前、万双のコードバン財布の記事を書きました。
関連記事:コードバンの長財布を買いました【革のダイヤモンド】
それから1ヶ月経過し、財布がどのように変化していったかを紹介します。
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万双とコードバンの簡単な説明
まずは革製品のブランド万双と革の名称であるコードバンについて説明します。知ってる人は飛ばしてね。
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万双について
万双とは、職人が丁寧に作る品質第一の革製品メーカー。特徴は百貨店などには一切卸していないことです。東京の上野か神戸の直営店でしか手に入らないというマニアの心をくすぐるブランド。(あとはネットでも買えます)
小売店など中間業者を通さないため、同程度の品質のものの市場価格と比べると、びっくりするような値段で販売していることが特徴です。
コードバンとは
革のダイヤモンド、キングオブレザーともいわれる稀少で堅牢な革。馬のお尻です。お尻なので大きな面積ではとれず、小物や靴によく用いられます。エイジングが進むと独特の光沢がでてきます。水に弱いのが玉に瑕。
コードバン使用1ヶ月の写真
それでは、さっそく写真を見てみましょう。
未使用の状態のコードバンを復習しておきたい方はまずこちらから
まずは外側の写真!
どどん!
裏返すとこんな感じ。
正直1ヶ月で大きな変化はまだありません。そして縫い目のほつれが一切ないことも1ヶ月しか経ってないことを鑑みれば当然といえば当然。
そこで、自慢のコバ処理をご紹介
コバとは革の端っこのことです。ここの処理の仕方も革製品を評価する大事なポイントなんです。
というわけで、横からの写真をみてみます。
なんか違和感ありませんか?
一般的な財布って、端っこでは革をクルって折り返して縫い付けてますよね?それは「縁返し」と呼ばれる手法で、一体感はでて美しいですが耐久性に欠けるそうです。
万双の財布ではコバは「削りだし→着色→ロウ流し込み」という手のかかる工程を何度も繰り返して処理されています。この処理は「コバ磨き」と呼ばれています。
角にしわが寄るということもなく、きれいにしあがってますね。
参考(外部サイト):手間を惜しまないコバ処理 | 万双 | 最高品質の革鞄 ダレスバッグ等の販売
続いて内側
内側はヌメ革(牛革)が使われています。
外側は馬、内側は牛。もはやキメラ!
カードの跡がついてきています。
こちらも。
ヌメ革は一枚一枚表情が違ってみていておもしろいです。微妙に色が違ったり、血管の跡が認められたり。
経年変化もコードバンよりヌメ革のほうがわかりやすいと言われてるのでこれからも非常に楽しみです。一粒で二度美味しいですね。
今日のぐうの音
革の変化を楽しむって男のロマンですよね。
実際に生きていた馬や牛の皮が、時を経て革となって自分の手元にあると思うと複雑な気持ちにもなったりもします。これからも大切に長く使っていきたいと思わせてくれます。
まだまだ変化した感じはありませんが、今後も続けていくのでお楽しみに!