昨年2019年11月に第一子が生まれた。その際に妻は実家に帰省し出産した。いわゆる里帰り出産だ。当然その間僕は自宅で一人暮らしをしていたわけだが、妻が出産から初めての子育てをしている間何しない訳にはいかない。
本などで子育ての勉強をするのに合わせて、自宅に戻った後なるべくスムーズに育児ができるように環境を整備しておいた。いろんな物を準備しておいたのだが、実際に役立ったモノと買ったけどあまり使わなかった物を紹介したい。
買ってよかったもの1:電気ポット
もともと我が家には電気ケトルしかなかったのだけれど、妻からの要望で電気ポッドを買っておいた。これが大正解。
電気ケトルでは粉ミルクの準備は大変だったと思う。電気ポットならではのメリットは下記。
- (たとえ数分でも)沸かすのに時間がかかる
- 急に追加の湯せんが必要になるなど、お湯の必要量が読みにくい
- 一度沸かしたあと、低めの70℃で保温しておける
毎回電気ケトルでお湯を沸かしてミルクを準備するなんて、今では考えられない。そうじゃなくても、普通にQOL上がったので、出産関係なくもっと早く買っておけばよかった。
夫婦と生後2ヶ月の赤ちゃんの3人暮らしで、3Lの電気ポットを毎日使い切る感じ。
買ってよかったもの2:スマートスピーカー&スマートリモコン
赤ちゃんを抱っこしたりミルクをあげていたり、子育てでは両手が塞がっていることが結構ある。そこで事前に導入したのがスマートスピーカーとスマートリモコン。
この2つがあればスマート家電じゃない旧型の家電でもリモコンがあるものなら声で操作できるようになる。
- お風呂から上がった赤ちゃんを運びながら、両手が塞がった状態で寝室の電気をつける
- ミルクを飲ませながらTVを付ける、チャンネルを変える
- 部屋の気温が下がったら(上がったら)自動でエアコンを起動する
- 夜中に赤ちゃんが起きたら「アレクサ、ミルク」というだけで、枕元の電灯、キッチンの電気をつけて、現在時刻も教えてくれる
かなり育児が楽になったと実感している。
ちなみにスマートスピーカーのリマインダー機能も結構活用していて。
ミルクをあげたら「アレクサ、ミルクのリマインダーを3時間後に設定」といえば、3時間後に『ミルクのリマインダーです』とアレクサが教えてくれる。そうしたらミルクの準備をすればいいわけで、非常に役立っている。
次のミルク何時だっけ?って思った時も「アレクサ、ミルクのリマインダーはいつ?」と聞けば、次のミルクの時刻を教えてくれる。
こんな感じで我が家では僕と妻、そしてAlexaの3人で育児をしているような感覚だ。ガジェットには全く興味のない妻だが、Alexaは大変に気に入ったようで、使いこなしている。
活用方法は当ブログで『スマートホームへの道』という連載にまとめている。
スマートホームとは少し逸れるが、家のあらゆる電球を人感センサー付きのものにしたことが猛烈に役立っている。玄関や脱衣所で両手が塞がっていても全く問題ない。ごくわずかな投資で人感センサー付きのもにできるので非常におすすめだ。
買ってよかったもの3:ヘルシオ ホットクック
シャープの電気鍋、というか自動調理機と言っても過言ではない。
食材を鍋に入れてボタンを押せば後は放置するだけ。自動で火加減を調節して調理してくれる。なんなら適切なタイミングでかき混ぜもやってくれる。
火を使わないので調理中に手が離せるというのが強烈なメリット。赤ちゃんが泣けばすぐあやせるし、キッチンも空くのでミルクの調合とも競合しない。
そんなホットクックにも得手不得手があって、カレーや煮物にはめっぽう強い。クォリティはなかなかのもの。無水調理なので栄養も抜群にいい。一方で回鍋肉など炒め物っぽいものも作れるが、それはおまけ程度に思っていた方がいい。
買ってよかったもの4:Dyson Pure Hot & Cool Link
Dysonのサーキュレーター。部屋の空気を循環させながら空気清浄もしてくれる優れモノだ。赤ちゃんがいる部屋なら空気もキレイにしておきたいところ。
空気清浄機機能では空気中の埃をキャッチしてくれるので、床に落ちてくる埃も少なくなる。つまり掃除機がけの負担も少しだけ軽くなるというメリットも。
そしてこのモデルはセラミックヒーターも搭載されている。我が家は基本的にエアコンで暖をとっているが、お風呂上がりの赤ちゃんを着替えさせるところなどをスポット的に温めておくのに非常に役立っている。
旧モデルでかなりお求めやすくなっているので、今がおすすめ。
買ってよかったもの5:コーヒーを淹れる器具
今まではペーパードリップでコーヒーを淹れていた。でも今回、妻の里帰りに合わせて直火式エスプレッソとエアロプレスを購入しておいた。ペーパードリップより濃く抽出できるため、カフェオレではなくカフェラテを淹れることができるのが最大メリットだ。
赤ちゃんが寝て、育児に一息つくときに甘いカフェラテを淹れてあげると妻はとても喜んでくれる。本当に買ってよかった。
ちなみに僕はホットミルクではなくお湯で薄めて飲んでいる。
詳しくは別の記事に譲るが、どちらか片方だけ買うなら直火式エスプレッソをおすすめする。二人で飲むなら3杯用か4杯用がちょうどよいだろう。
ちなみにアイスで淹れるときは「Wiswell Water Dripperレビュー!水出しコーヒーのマイルドさは専用機ならでは」で紹介しているドリッパーを使えばカフェラテが作れる。
母乳で育てているならカフェインの取りすぎには充分に気をつけたい。
買ってよかったもの6:高級コンデジ
赤ちゃんは日々成長し、戻ることは決してない。
そんな日々を記録するなら、やはりカメラは必須だろう。ある程度の価格のカメラを選べば明らかにスマホよりも高画質の写真が残せる。
もしあなたがカメラを持っていないのなら高級コンデジであるCanon PowerShot G7X Mark IIIを強くおすすめする。エントリーモデルの一眼よりも高価だが、静止画も動画もバランス良くできる性能を持っている。
もし、もっとボケ感が欲しかったり、どうしても一眼がいいのならCanon EOS Kiss MにEF-M22mm F2 STMが軽くて画質も良いのでベストだと思う。
逆に買ったけれどあまり活用できていないもの
カウンターとして、買ったけれどあまり活用できていないものも紹介しておく。もしあなたがこれらの購入を検討しているなら、よく考えてからでもいいかもしれない。
抱き枕
「妊娠しているときに寝る姿勢をとるのに楽だし、出産後には授乳に使えるから」という理由で買った抱き枕。
実際に授乳時に使うかというと・・・
全く使っていない。ほとんど授乳はリビングのソファで行っている。ソファの肘掛とクッションで十分だった。リビングに抱き枕あっても邪魔だし。
ということで、我が家ではほとんど使われていない。というか妻によって収納の奥にしまわれてしまった。
お出かけ用のベビー服
そんなに何着も必要なかった。
- 近所のスーパーに行く時はロンパース(部屋着)のままで十分
- 休日のお出かけも、行くとしたら土日のどちらかだけ
つまり一着あれば十分である。子供が生まれる前は「生まれたらこれも着させたい!」って思うかもしれない。ベビー服はかわいいから、気持ちはわかる。でも、買うのは生まれてからで十分だ。
どんな大きさで生まれてくるかもわからないし、そのベビー服が着られる大きさになった時はどんな季節かもわからないから。
肌着はいくらあってもよいが、お出かけ用のベビー服はよく考えてから買うことをお勧めする。
今日のぐうの音
こんな感じで里帰り出産の妻が戻るまでに用意してよかったもの4つと、買ったけれど活用できていないもの2つをまとめてみた。
スマートホーム化は夫婦ともに想像以上の価値を生み出してくれていると感じている。赤ちゃんが生まれてバタバタしてしまうと落ち着いて導入することが難しかったと思うので、事前にスマートホーム化しておいて本当によかった。
第一子も記事執筆時点で5ヶ月を迎え、実家から戻ってから買い足したものもたくさんある。追って紹介していければと思う。