はじめに話してしまう。今回の記事の教訓は「Apple Watchはあくまでアクセサリーで、ガジェット的な選び方だけでは不足」ということである。分かっていたつもりだったんだけれど、分かっているようで分かっていなかった。
そのせいでApple Watchを3ヶ月で手放した、というお話。
僕の(だった)Apple Watch SEの仕様
まずは僕がどんなApple Watchを購入したのか、から話そうと思う。詳しくは以前の記事でレビューしているので、購入理由などはそちらを参照してほしい。
- Apple Watch SE
- GPSモデル
- 44mm
- ゴールドアルミニウム
上記のスペックのものを2020年の末に購入し、3月の末に手放した。使用期間はちょうど3ヶ月となる。現在は僕の父親の腕に巻かれて、存分に活用されているようだ。
Apple Watch SEの性能には大満足
大前提として、Apple Watch SEがエントリーモデルだから不満に感じたわけではない。むしろ必要十分な性能には満足していた。
結果的に今は上位モデルを使用しているが、「明日からApple Watch SEを使え」と言われても(あくまで機能面では)全く困らない。
- アクティビティのトラッキング
- 睡眠のトラッキング
- スマート家電の操作
- 電子決済
僕が必要としている機能はこのくらいだ。Apple Watch SEでも十分なことがわかると思う。僕がApple Watch SEを手放した理由はその外観にある。
44mmケース、ゴールドアルミニウムが僕には合わなかった
僕がApple Watch SEを手放した理由は44mmケースのゴールドアルミニウムを選択してしまったからだ。44mmというサイズについてと、ゴールドアルミニウムという素材についてという順で説明していく。
44mmは男性向けと安直に考えてしまった
一般的な腕時計なら男性向けと女性向けに別れている。その常識をApple Watchに持ち込んでしまったのがそもそもの間違いだった。
僕は身長が169cmとやや小柄で、体格もどちらかといえば細身。
家ではiPadばかり使ってiPhoneは全く使わないので「画面は大き方がいい」信仰の僕。買う前は44mmしか眼中になくて、試着も44mmだけ試してOK!という感じだった。
購入当初は違和感なかったんだけれど、気づいたのは妻用の40mm Apple Watch SEを購入してから。なんかこっちの方がしっくりくるぞ、と。それに気づいてしまうと44mmは大きくて邪魔に感じてしまう不思議。取り回しのいい40mmがますます魅力的に見えてきた。
ゴールドアルミニウムは合うバンドがない!
冒頭でも話した通り、僕は潜在意識の中でApple Watchをガジェットとして捉えていたようだ。アルミニウムボディはAppleの象徴的なデザインで、他製品でたくさん実績があるので間違いないだろう、と考えていた。
それは客観的事実としては間違いないのだけれど、腕時計として自分に合うかは別の話。
そして僕の結婚指輪はピングゴールドなのでそれに合わせてApple Watchもゴールドを選んだ。色は決して悪くない。むしろ肌馴染みも良くいい塩梅のゴールドだと思う。
ここで一度考えて欲しい。非光沢の金属アクセサリーって馴染みがあるだろうか。あったとしてもいぶし銀くらいだと思う。
ところが僕のApple Watchはアルミニウムなので光沢がない。単体で見た時は特に思わなかったんだけれど、装着してみるとどうしても(あくまで僕の主観では)おもちゃ感が拭えない。ファーストインプレッションにも書いている通り、ゴールドアルミニウムを選んだことを少し後悔した。
そして手放す最後の決め手となったのが、バンドとの相性。Apple純正のバンドでは以下の2つを試した。
この2つとの組み合わせは割と気に入っていたが、それ以外では僕の気にいる組み合わせはなかった。これは購入前から予想はしていて、記事にもしていた。でも実際に使えば、意外と大丈夫なのでは?なんて楽観的に考えていた。
しかし僕の力量ではゴールドアルミニウムに適したバンドを見つけることは、ついにはできなかった。
> Apple Watch SEを買いたいけれど、純正バンドは痒いところに手が届かないので悩ましい
今日のぐうの音:Apple Watch Series 5 ステンレススチール40mmを買いました
上記のような理由(一言で言うと選択ミス)で、Apple Watch SEからApple Watch Series 5に買い替えた。機能としてはCellar通信に対応し、常時表示と心電図もできるようになった。僕の場合ありがたみは一切ない。
でもステンレススチールは最高だ。
ステンレススチールはバンドを選ばない。バンドがどんな色でもケンカしないし、接続部がステンレスのバンドでも統一感が保たれるのが一番うれしい。スポーツ系のバンドならアルミニウムの方が合うけれど、ミラネーゼループやレザーのバンドとの相性はステンレスが抜群だ。
買い替えたデメリットは40mmと小さくしたのに少し重くなったのと、(常時表示のせいで)電池持ちが悪くなったくらい。
Apple Watchをアクセサリーとして買うならステンレススチールがおすすめだ。アルミニウムならスペースグレイがやっぱり無難だったと今振り返ると思う。Apple Watchの購入を検討している男性諸君の参考になればうれしい。
バンドもいくつか購入しているので、このブログではなくファッションブログの方で近いうちに紹介する予定だ。
こうやって並べられるくらいキーボードを買い漁るようになるなんて思ってませんでした。
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