こんにちは、るびこです。
前回の記事はLeica L39マウントのレンズをSONY α7IIで使用するというものでした。
その際に利用したマウントアダプターを詳しくレビューします。
【似非Leica】沈胴式オールドレンズFED 50mm F3.5が安いのにレトロでかっこよすぎ – 理系男子のぐうの音
ちょっといろいろ面倒くさいことをしています。
同じようにミラーレス一眼でオールドレンズを使いたい方はぜひ。
Leica用のレンズについて【レンジファインダー】
コアなファンに人気のLeica。
本格的なカメラと言えば”一眼レフ”ですが、Leicaのカメラは一眼レフではないんです。
じゃあ何か・・・答えは”レンジファインダーカメラ”です。
(EVF付きのミラーレスも出してます)
レンジファインダーカメラとは、文字通りレンジファインダーを搭載したカメラです。
レンジファインダーとは、下の写真の右上の覗き穴のようなファインダー。
▲値段を見たらびっくりすると思います。
説明すると長くなってしまうのですが、レンジファインダーカメラ用のレンズの特徴だけ挙げると
- 一眼レフには装着不可(フランジバックが短い)
- 最短撮影距離が長い
この2つを一気に解決するのが
ミラーレス一眼 × ヘリコイドつきマウントアダプターなんですね。
※ヘリコイドとは繰り出し機構のことで、これがあると最短撮影距離以上に寄ることができます。
私が購入したマウントアダプター2種
実際に購入して使用しているマウントアダプターを紹介します。
なぜ2種も必要なのか。
それはヘリコイドを使用するために避けて通れないんです。
その理由も追って説明します。
Commlite CM-LM-E レンズマウントアダプター
Leica MマウントをSONY Eマウントに変換するアダプターです。
ヘリコイドつき。
こんな箱に入って届きました。
接写能力をアピールするようなパッケージですね。
しかしなぜカタツムリ?チョウとかのほうがいいのでは?
・・・あ!MFでもフォーカシングしやすいようにゆっくり動く被写体ってこと!?なるほどね!
スライドさせて開けるタイプ。
説明書の他に吸湿剤も同封されていました。
なかなかカッコイイと思います。
もちろん電子接点はありません。
94 gって結構重いです。ただのリングなのにね。
縮めた状態 | 伸ばした状態 |
結構繰り出すことができますね。
L39 → Mマウント 変換アダプター
合わせて購入したのがこちら。
先程のアダプターでMマウントにしたものを更にL39マウントに変換するためのアダプターです。
そんな面倒なことせずに初めからL39マウントアダプターでヘリコイドつきの買えばいいじゃんって話。
でも、ないんです。私がAmazonで探した限りではヘリコイドつきのL39マウントアダプターは見つかりませんでした。
とっても簡単な包装です。
バヨネットをスクリューにするだけのほんとうに簡単な道具。
▼少しだけ加工しました。
上の写真の凹部を削って大きくしました。
いかにも「素人が削りました」感が出てますが、まあいいでしょう。
先程のMマウントアダプターの凸部のほうが若干大きく、きちんと固定できなかったためです。
これでカチッとハマるようになりました。
▼これは実際に装着するL39マウントのレンズです。
また、写真上部のツマミ。これはフォーカスリングに当たるものなんですが、これもマウントアダプターと干渉してしまいました。
そこで、干渉する部分も削りました。
- 裏の凹部を拡大
- レンズのフォーカスツマミとの干渉部分を切削
加工したのは以上です。
これによって快適にレンズを装着できるようになりました。
今日のぐうの音
▲これが・・・
▲ここまで寄れるようになりました。
最短撮影距離1mじゃテーブルフォトも厳しいですから。
でも、これでこの軽くて小さいレンズを常用レンズにできそうです。
沈胴させればもうレンズキャップくらいの大きさですから。
レンズのレビュー記事はこちら▼
www.gu-none.com
クセ玉に定評のあるオールドレンズ・Heliosのレビュー記事です▼
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私が使用しているカメラ・SONY α7IIの紹介記事▼
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