いい音ならヘッドホンで聞けるし、なんて自分を納得させて先送りにしていた「TV用スピーカー」、なかなか買えずにいました。
しかしついに!ずっと前から気になっていたTV用のスピーカーを導入しました。
TV内蔵のスピーカーでも音はなるし、映画の内容は入ってきます。入ってきますけれど、迫力がまるで違います。最新のモデルではありませんが、とっても良かったので紹介します。
理系男子によるコスパ算出
大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー
価格の手頃感 | |
---|---|
生活への影響度 | |
長く使えるか | |
スペックに現れない価値 | |
所有する高揚感 |
総合コスパ:
TVの体験を変えてくれるアイテム。投資の価値は十分にあり
>同じコスパ評価の製品一覧
「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。
ホームシアターシステムよりも手軽に、だけどTV内蔵より高音質で
そんなあなたにピッタリのサウンドバー。
性能を考えると5.1chに対応したホームシアターシステムに優位性があります。しかし、その性能をフルに発揮できる使い方をしていません。
5.1chを活用するにはBlue-rayなど、対応したリソースが必要。ところが僕は5.1chに対応したリソースを持っていません。TVで楽しむのは頻度が多い順に以下の3つ。
- Amazon Prime Videoなどの動画配信サービス
- YouTube
- 地上波のTV番組
そこで、ホームシアターシステムよりももっと手軽に使えるBose Solo 5 TV sound systemを導入しました▼
それでは早速開封します。
案外入っているものは少ないですね。
同梱物は以下の4つです。
- Bose Solo 5 TV sound system
- ユニバーサルリモコン
- 電源アダプターと電源コード
- 光デジタル音声ケーブル
他にもリモコン用の乾電池や説明書も付属しています。
入力端子は以下の3つに対応しています。
- 光オーディオ入力(デジタル)
- 同軸オーディオ入力(デジタル)
- AUX入力(3.5 mm、アナログ)
よっぽど古いTVじゃなければ光オーディオ入力に対応しているでしょうから、そちらがオススメ(ケーブルも付属しているし)。
欲を言えばHDMI ARC接続も対応していればベストだったんでしょうけれど。まあ実用上問題はないのでよしとします。
「TV視聴に一手間増える?」→ 全く問題なし
導入前に気になっていたのがTVとの連携。
TV起動時に別途Bose Solo 5も起動させる必要があったら面倒で結局使わなくなりそう。なんて思っていたんですが、その心配は必要ありませんでした。
TVのリモコンでTVの電源をつければ同時にBose Solo 5も起動するように設定できます。それに音が出始めるまでのタイムラグも感じません。
TVをOFFにすれば、同時にBose Solo 5もOFFになってくれます。使い勝手はTV内蔵のスピーカーを使っていた頃と全く同じでした。
使い勝手は全く同じで、音質だけ良くなる。いいことづくめです。
確かにわかるTV内蔵スピーカーとの違い。迫力のサウンド
実際の音質にも大満足。これまでなんの違和感もなく使ってきたTV内蔵スピーカーにはもう戻れません。
特に違いを実感するのは
- 音楽番組
- 映画
やはりこの2つを試聴しているとき。
音楽番組ではノリの良さが一段違って感じます。音も明らかにクリアになった感じ。
映画は迫力が格段にアップします。重低音が響くと空気の震えを感じてびっくりするほど。自宅でよく映画をみるなら強烈にオススメ。映画への没入感が変わります。
ちなみに最近Amazon Prime Videoで観て面白かった映画はインターステラー。ど迫力な演出でBose Solo 5の性能もフルに発揮できたと思います。これを見た時に本当に買ってよかった、と思いました。
Bluetoothスピーカーとして一家に一台置くのもアリ
このBose Solo 5はTVスピーカーとしてだけでなく、Bluetooth接続でスマホの音楽などを流すこともできます。
TV用だけでなく、昔で言うコンポの代わりに置くのもいいかもしれません。僕はYouTubeを見るのにTVを立ち上げるまででもないって時、サクッとiPad ProをBose Solo 5に接続してiPad ProでYouTubeを見てます。
めちゃくちゃいい音で楽しみながら、動画の概要欄のリンクにもポチッと飛べて便利。
Bose Connectアプリ非対応は残念
使い勝手で不便はないんだけれど、もう一歩頑張ればより便利になるのにと思うところが一点。それも紹介させて欲しい。
僕はもう一つ、Boseのスピーカーを使っています。
「小さいのに凄いヤツ!Boseの360°スピーカー ”SoundLink Resolve” レビュー」という記事で紹介しているBose SoundLink Resolveという360°スピーカー。
以前は車内用のスピーカーとして重宝していましたが、引越しに伴い車を手放してからはデスク用のスピーカーとして役立っています。
このBose SoundLink Resolveはレビュー用にと貸し出していただいたのですが使ってみて気に入ってしまい、そのまま返却せず購入してしまったもの。
360°に広がるしっかり詰まった音圧ももちろんなのですが、気に入ったポイントは専用アプリの使い勝手。
このBose Connectというアプリを使用すれば、Bose SoundLink Resolveの電源ONからペアリング機器の選択まで、本体に一切手を触れることなくアプリ上で完結できます。
Bluetoothの届く範囲にさえいればどこからでも電源を入れ、即座に音楽を流すことができる。この便利さは一度使うと手放せません。
これはモバイル機器用(バッテリー駆動?)のアプリのようですが、Bose Solo 5のような据え置き機器でもぜひ対応してほしかったです。
リモコンあるんだからリモコンで電源入れてね、ってことなんでしょうか?
同じBoseなだけに非常に残念なポイント。
ユニバーサルリモコンはあと一歩
使い勝手関連で言えばもう一点。
このBose Solo 5には「ユニバーサルリモコン」が同梱されています。
これはTVやBDレコーダーも操作できちゃうというもの。僕も設定して見ましたが、あと一歩。
チャンネルの変更など基本的な機能は使えるのですが、細かい機能に割当てられたボタンがないことがあります。例えばYouTubeなどTV上のアプリを起動するボタンがユニバーサルリモコンでは割当てられていません。困った。
リモコンを1つにまとめられたらとっても便利だったんですが、そう上手くは行かないようです。結局、
- TV用リモコン
- BDレコーダー用リモコン
- Bose Solo 5ユニバーサルリモコン
とリモコンが3つに増えてしまいました。
先述の通り、Bose Solo 5の起動はTVに連動しているので、ユニバーサルリモコンを使うことはほぼありませんが。
今日のぐうの音
Bose Solo 5を導入したら、家で映画を見るのが俄然楽しくなりました。
家で映画をよく見る人だけでなく、
- 音楽番組をよく見る人
- スマホのスピーカーで音楽を聞いている人
上記のような人にもオススメです。
あと、TVを買い換えるとき(あるかわかりませんが)画質はいいのに音質が気に入らないモデルでも躊躇なく選べるようになるのもメリットかも知れません。
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