機械式腕時計に革のベルトや金属のベルトを付け替えて楽しんでいた僕がApple Watchとソロループを購入してみたのでレビューしてみる。
理系男子によるコスパ算出
大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー
価格の手頃感 | |
---|---|
生活への影響度 | |
長く使えるか | |
スペックに現れない価値 | |
所有する高揚感 |
総合コスパ:
Apple純正は高いけれど・・・妥当感はある
>同じコスパ評価の製品一覧
「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。
ソロループってどんなアイテム?
ソロループとはApple純正のApple Watchバンドだ。従来のバンドと大きく異なるのが、つなぎ目がない、という点。液状シリコーンゴムという素材が使用されていて、びよーんって伸びる。けれど勝手に伸びてだらーんとなることもない。
実際にソロループを3ヶ月ほど使ってみて得た結論は「ストレスフリーなニュースタンダード」だ。
気に入ったポイント
- 腕への着脱が簡単
- Apple Watchへの着脱も簡単
- 本当に何とも干渉しない
いまいちなポイント
- サイズ選びがシビア
- 耐久性に不安あり
購入した経緯
初めてのApple Watchのバンドとして選んだ。実はソロループを積極的に選んだわけではない。
というわけで、Apple Watch SE届きましたー!
— るびこ@理系男子のぐうの音 (@ruvico_gunone) December 29, 2020
ピンクゴールドもネイビーも日本人の肌とよく馴染むなあ
懸念だったソロループのサイズも大丈夫そう
とりあえずしばらく使ってみます pic.twitter.com/7JxnATa4mx
詳しい経緯はApple Watchの初めてのバンド選びに悩んでいる記事「Apple Watch SEを買いたいけれど、純正バンドは痒いところに手が届かないので悩ましい」を読んで欲しい。
Apple Watchバンドにはスポーツバンドという王道がありながら、あえてカニバリそうなソロループを出してきた。Appleはソロループに相当の自信があるのだろうと考えたのも購入の動機の一つだ。
外観を紹介
サイズ6
ゴールドアルミニウムのApple Watch SE 44mmに装着してみた。
個人的には性能面でApple Watch SEが必要十分だ。
Apple Watch SEのレビュー記事はこちら「Apple Watch SE 1ヶ月使用レビュー|食わず嫌いは良くなかったと後悔」
気に入ったポイントを解説
腕への着脱が簡単
なんでわざわざ「腕への」って書いているかは後述。
ソロループをぐいって広げてその中に腕を通すだけでApple Watchを装着できる。ソロループはよく伸びるので楽ちんだ。頻繁に付け外しをしたくなる環境、たとえば家の中だとソロループ以外考えられない。
それによって得られる価値:頻繁に付け外しする環境では圧倒的有利
Apple Watchへの着脱も簡単
前項であえて「腕への着脱」と書いたのは、Apple Watchへの着脱もまた簡単だからだ。
Apple Watchの多くのバンドには“上下”が存在する。Apple Watch本体の上側につけるコネクタと下側につけるコネクタが決まっているのが普通だ。厄介なことに逆向きにもついてしまう(Digital Crownの向きを自由に変えられるので仕方がないが)。
ところがソロループならどうだろう。裏側に刻印が入っていて上下の区別こそあるものの、逆に装着しても全く問題ない。だから極端な話、目を瞑ってでもApple Watchにソロループを取り付けられる。
僕は入浴中にApple Watch SEを充電して、寝る前にソロループに付け替えて腕にはめて寝る。しょっちゅうバンドを付け替えると、こんな小さな快適さも積み重なっていく。
本当に何とも干渉しない
名前の通りソロ(単独の)ループ(輪)なのでつなぎ目がない。
スポーツバンドの金具がなくなってタイピング時に楽ちん、という意見をよく聞く。僕はラップトップで直接タイプすることがないにも関わらず、それでもやっぱり楽ちんだな、と思う。
もう肌の一部といってもいいかも。本当にそのくらい。
購入前の注意点を解説
耐久性は・・・
耐久性が今ひとつ、という意見もあるが、僕のネイビーの個体では3ヶ月経過後も問題ない。
紫外線や汗をどれくらい吸収したかによって劣化の進行は変わってくるとは思うが、ライトな使い方ならそれほど気にしなくていいだろう。
おしゃれ感はない
もちろん感じ方は人それぞれではあるが、僕の主観ではおしゃれさは感じられない。スポーツバンドの方が構造があってアクセントになるし、素材自体の立体感も感じられる。
外出時にも家でも、という用途なら個人的にはスポーツバンドの方がおすすめだ。
サイズ選びがシビア
他のバンドと異なり、サイズ調整機構を持たない。それゆえサイズ選びが重要になる。正しいサイズを選択できないと先述のメリットはほとんど享受できない。
可能であれば、Apple Storeで試着したいところ。僕はというと、短尺状に切った紙を手首にまき、手首の径を測定した。16.1 cmだったので推奨のサイズ6を購入した。つけ心地としてはちょうどいい感じだ。
後日Apple Storeでサイズ5も試してみたが、使えなくはない感じ。少し締め付けを感じたので、リラックス時も着用することを考えると6で正解かな。
オンラインストアではサイズ交換も可能だが、きちんと計測してから購入することをお勧めする。
加えて、その日の気分によってキツさを変えることができないのもまたデメリットだ。とはいえ、僕の場合は使っていて「今日は緩くしておきたいな」なんて思ったことはないのだけれど。
どんなシーンで使える?
僕は外出時は一切使わず、自宅内で使用している。理由は以下の通り。
- ファッション的にはイマイチ
- だけどとにかく快適
- 手を洗うついでに石鹸で洗えるので清潔
帰宅後に部屋着に着替えるような感覚で、Apple Watchのバンドをソロループに付け替えていた。もちろん就寝時もそのまま。
自宅で使うバンドなら、ソロループを使っておけば間違いなし、と断言していいだろう。
今日のぐうの音:スポーツバンドとどっちがおすすめ?
実はその後スポーツバンドも入手して使っている。価格も同じなのでどっちがおすすめなのか、という疑問にお答えしたい。
スポーツバンドがおすすめな人
- Apple Storeに試着に行けない人
- 飽きたら売却したい人(フリーサイズなので売り手が見つかりやすい)
- バックルなど、デザインがあったほうが好みな人
ソロループがおすすめな人
- 新しい物好きな人
- 少しでもストレスフリーに使いたい人
僕の主観ではこんな感じ。あなたに適した方を選んでいただきたい。
Aldenの革靴
革靴といえばAlden。一度は履いてみてもらいたい一足。グッドイヤーウェルト製法でソールの交換も可能。長く履くことができます。
革靴はスーツと違って流行があるわけではありませんし、品質の差がわかりやすいので、背伸びしてでも高級品を買って長く履くのが結局コスパいいと思ってます。
26歳。ALDEN(オールデン)の革靴を購入【ハワイのレザーソウルで買ったよ】
https://www.gu-none.com/entry-alden01
Knotの自動巻き機械式腕時計AT-38
電波時計でもなければソーラ充電でもない。なんならクォーツですらないという機械式腕時計。
手間のかかるモノですがそこがまたいい。魅力はレビュー記事に詳しく書いています。
27歳、カスタムオーダー機械式腕時計Knot AT-38を購入しました【レビュー】
楽天から購入できます▼
https://www.gu-none.com/knot-at-38
万双のコードバン長財布
コードバンとは馬のお尻の革のこと。「キング オブ レザー」とも呼ばれる強靭さ・希少価値ともに高い革です。
3年くらい使用していますが、シワひとつできないその強さに僕自身が驚いています。
エイジング記録をまとめています> 【連載企画】革のエイジング
[…] ソロループについては「Apple Watchバンド「ソロループ」使用3ヶ月レビュー|ストレスフリーなニュースタンダード」を読んでみてほしい。 […]
[…] んでみてほしい>Apple Watchバンド「ソロループ」使用3ヶ月レビュー|ストレスフリーなニュースタンダード […]
[…] でパチパチとくっつくApple純正の本革バンド。「Apple Watchバンド「ソロループ」使用3ヶ月レビュー|ストレスフリーなニュースタンダード」で紹介しているソロループに続く2本目のApple W […]
[…] ソロループ(ディープネイビー) […]