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社会人の私服

服本来の輝きを放つエイジング。それをはじめから味わえる古着ってずるい

alden 99170 タッセルローファー

当ブログでは服のエイジング(経年変化)についての記事が多くあります。

それだけ僕は服を育てることが好きなわけです。でも古着屋に行くと

「買ったときからこの状態ってずるいよなあ、前のオーナーもきっと苦労してこの状態まで仕上げただろうに」

なんて思うわけです。しかも安いし(大事!)。

いわば古着はファッションのチートアイテムと言っても良いかもしれません。今日はそんな思いを記事にしました。

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古着はすでに使用感がある。それって悪いこと?

当然ですが、古着は使用感があります。

買ってきたばかりの新品の服。袖にはまだ折り目があって、タグがまだ付いていて。まだ誰も通していないその袖に腕を通す高揚感は言葉にできませんね。

古着ではそれを一切味わえません。でも、それって悪いことでしょうか?

あえて加工して使用感を出す時代

ジーンズと言えば、新品でも色落ちしたものがよく流通しています。そのどれもがまさに理想的な色落ち。買ったその日からきれいな色落ちのデニムを楽しんでもらえるように、加工をしてあるわけですね。

では古着のデニムはどうでしょう?

そこにはリアルがあります。

これは古着で購入したわけではありません。僕が生デニム、一切色落ちしていない状態から10年間穿いたものです。

左ポケットには携帯電話の跡がついています。裾の部分も左右で異なる色落ちですね。これが色落ちのリアルです。

「おあつらえ向きな色落ちはもうお腹いっぱい。でも何年も同じデニム穿き込むのも無理」という方は古着がピッタリ。

使用感すらそのアイテムの魅力の一つ

上の例では少々清潔感が失われるくらいまで着古したデニムを紹介してしまいました。

そこまでとは言わなくても、自然とできた使用感こそが古着独特の魅力であり、古着がもたらしてくれるこなれ感の秘密なんですね。

エイジングは試練の期間

こんな感じでエイジング(経年変化)の魅力をお伝えしてきました。

「別に他人の着古したものでなくても、自分でエイジング(経年変化)させればいいじゃん!」と思われた方、その通り。仰る通りなんです。実際に僕は古着だけでなく、服をエイジングさせていく過程も大好きです。

でも僕が古着を勧めているのは、エイジングが面倒くさい、あるいは辛くてファッションを嫌いになってほしくないから。

実際にエイジングさせている僕の具体例を出して説明します。

デニムのエイジング

上の写真は購入当初のA.P.C.プチニュースタンダードというデニム。生デニムなので糊が付いていて、滅茶苦茶硬い。しゃがむのすら辛いレベル。

それに耐えて、耐えて、耐えて・・・

1年でこんな感じで育ってきました。

だいぶ馴染んできて、今ではしゃがむことも容易。糊が取れて独特の光沢もなくなり、足の付根にはヒゲ状の色落ちも見られますね。

デニムのエイジングに関しては連載形式で配信しています>デニムのエイジング記事一覧

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革靴のエイジング

alden 99170 タッセルローファー

上の写真は買ってきたばかりのALDENのコードバンローファー。革靴を育てるのはデニムよりも辛いです。

4日履いてやっと靴擦れがマシになってくるレベル。逆に3日目までは絆創膏必須だったわけです。

はじめはキツすぎて血が止まるかと思った。

alden 99170 タッセルローファー

上の写真でまだ2ヶ月ですが、ソールが沈んできてサイズも丁度いい感じになりました。

alden 99170 タッセルローファー
【ALDEN 99170】27歳。コードバンのローファーを買いました。きついサイズを足に馴染ませていきます 人生で最も高価な靴の買い物でした。 アメリカの革靴ブランド「ALDEN」のコードバンの革靴を購入しました。とってもかっこいいので...

思い通りのエイジングにならないことも

デニムや革靴を育てていくのは試練のような大変さがあることがお分かりいただけたかと思います。それも含めて好きな方(僕)は存分に楽しめばいいと思います。

もしそうでないなら、苦痛もあるし時間もかかるしで服が嫌いになってしまわないか心配で・・・。

加えてエイジングが楽しめる高価なアイテムを新品で購入したのに、思い通りに育っていくとは限らないことも懸念事項の一つ。

  • デニムの例なら、裾の長さを調整したあとに選択したら縮んで短くなりすぎてしまうとか
  • 革靴の例なら、雨に濡れてしまって対処法がわからず水ぶくれができてしまうとか

そうなってしまったときのショックは想像を絶します。

まずは価格的にも手に入れやすい古着で楽しんでみて、万が一エイジング失敗してもそれも楽しめる自信を持てたときは、自分で1から育ててみるのが良いと思います。

はじめから思い通りの本物のエイジングに出会えるのが古着

古着はエイジングの結果を予め知った上で購入できるのが魅力ですね。

いい感じに育った革靴が古着屋やリユース店に並びます。

誰かが履いたくつはちょっと・・・なんて思わずに。きちんとクリーニングされているので安心してください。例えば革靴なら、ソールを交換しながら長く使い続けることができるので、古着でも品質的には全く問題ありません。

てか僕のローファーは新品で13万円くらいしたのに、ブーツが5万円て安いな・・・

今日のぐうの音:こんな感じで古着の魅力を「JOB STORY」に連載してます

最後に宣伝です。

古着の魅力をテーマに「JOB STORY」というWEBメディアに連載しています。

JOB STORYはあらゆる業態のリユース店を展開するトレジャーファクトリーが運営する働くことに関する情報提供サイトです。

JOB STORY(ジョブストーリー)は
「仕事の数だけ物語がある」をテーマに
新卒、中途、アルバイトの垣根なく、
働くことの情報を提供するサイトです。

(中略)

自己分析や業界研究の仕方、
社員の仕事への思い、
面接ノウハウ、
今の仕事に活かせる知識など
様々な情報を共有していく予定です。

引用:JOB STORY

僕の連載第一回の記事はこちら>古着の最大のメリット、それは僕らの生活を豊かにしてくれること

僕の連載第二回の記事はこちら>古着との出会いは常に運命。簡単にはいかないけれど、それこそが魅力

僕の連載第三回の記事はこちら>ハイブランドを古着で。それが僕らのファッションを格上げしてくれる最短ルート

私と古着との出会いや、古着が日常生活に与えてくれる影響について語っています。ぜひ読んでみてください。

「デニムのエイジング」を連載しています

 

【連載企画!】デニムのエイジング記事一覧はこちら

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当ブログでは、大手メーカー勤務の筆者の経験をもとに、レビューしている商品のコストパフォーマンスを5段階評価しています。
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