あなたは「MOFT」を知っているだろうか。MOFTはPCやスマホに貼り付けるタイプのスタンドのメーカーとして有名。貼り付けていることを忘れてしまうほどに薄く折り畳めるのが特徴だ。
詳しくは「MOFT X」のレビュー記事を読んで欲しい>【レビュー】薄型スマホスタンドMOFT Xのアイディア勝ち!愛用決定です
そんな僕らのMOFTが、またすごいものを作ってくれた。それが今回紹介するPCスタンド・MOFT Zだ。
- 収納時は1枚の板にたためる
- 4段階の角度調節機能
この在宅ワークの革命的なお助けアイテムを提供していただいたので、興奮気味に紹介していきたい。
なお現在INDIGOでクラウドファウンディングを行っている。詳細はこちらをチェックして欲しい>MOFT Z: The 4-in-1 invisible sit-stand laptop desk
普通のデスクをスタンティングデスク化できる!
MOFT Zの一番のポイントがスタンディングモード。なんと最も高く組み上げれば、その高さは約25.4 cmに達する。これをデスクに乗せれば立った状態での作業を可能にしてくれるのだ。
組み立ての機構とか、トラス構造とか、何回も試作を組んで工夫してMOFT Zができたと思うと感慨深い。ハードよりソフトの時代とも言われるけれど、やっぱりメカ的な悦びを味わえる製品って好き。
ワンタッチで組み立てられるPCスタンド・MOFT Z
MOFT Zは1枚の板状にたためるPCスタンド界では異端の存在だ。まずは畳んだ状態から▼
カバンの中の薄いスペースに滑り込ませることができる。こんなPCスタンド今まであった?
背景と足の色がかぶっているのでわかりづらいが、組み立てるとこんな感じ。数秒で組み立てることができるのだ。
まあここまでだと「ふ〜ん」くらいのインパクトかもしれない。次に見て欲しいのがこれ▼
ここまでできる薄型スタンドは見たことがない。
次項から実際に使ってみた様子を紹介していく。
僕のMOFT Zの使用方法3つ
僕が実際にMOFT Zを使ってみて、「これはいいな」と感じた使用方法を下記の3つ紹介する。
- スタンディング作業
- デスクでの使用
- ソファでの使用
実際に立って作業をしてみた
実際にMOFT Zを使用してスタンディング作業をしてみた。結論としては、短時間のスタンディング作業を今後は積極的に採用していきたい。
前提として、座っての作業がスタンダードであることから分かるように、座っての作業の方があらゆる面で優れている。しかし、
- 長時間にわたり
- 同じ姿勢で
作業し続けることに問題がある。腰や首が痛くなったり、思考力が低下してくることがある。そんな時は休憩するもよし、ストレッチするもよし。でもそんな時にスタンディングで作業をする、というのは僕にとって新しい選択肢だった。
机自体が昇降するスタンディングデスクなら外付けキーボードやマウスを使ったり、書類を並べておくこともできる。そういった点ではMOFT Zのスタンディング機能は劣る。あくまで気分転換でスタンディングにする、という位置付け。
人によっては耐久性を不安に思うかもしれない。実際にこの形で作業すると、手をべったりPCに乗せることになりかなり荷重がかかる。しかし安心して欲しい。MOFT Zの耐荷重は10 kgもある。
MOFT Zは素材にガラス繊維を利用しており、耐久性に優れる。そして横から見て貰えばわかりやすいが、トラス構造を採用している(これは僕の想像だけれど)。
トラスとは三角形の集合体の構造で橋やオートバイのフレームにも採用される優れた構造だ。
座って使えば角度可変のPCスタンドに
次にMOFT Zの最も基本的な使い方に注目してみる。外付けのキーボードやマウスの有無によって適切な角度は異なる。
僕はキーボード好きというアイデンティティがあるので、下記の写真の使い方がベストだと感じた。
上の写真ような配置にすることでディスプレイが適度な高さになるだけでなく、手前に置くものがない分ディスプレイを顔に近づけることができる。そうすれば擬似解像度を上げて表示領域を広くすることができて、作業効率向上に貢献してくれた。
なお角度が可変なのでタブレットの設置にも対応しているのが嬉しい。
テキストベースのちょっとした作業なら、iPad Proのほうがむしろ早い時もある。わずかではあるが目線が上がるので、机に直接置くよりも姿勢が改善される。少し高いだけに思えるが、姿勢に与えるインパクトは案外大きい。
ソファで膝にPCをおいて作業するにも一役買う
個人的に気に入った使い方がこれ。
僕はたまにソファで作業する。TVを見ながらダラダラやるときもあるし、普段と作業環境を変えることで思いもよらないアイデアが浮かぶこともあるからだ。
そんな時は膝にPCをおいて作業する事になる。夏で短パンを着用していたりするとアルミボディのMacBook Proははじめはひんやりして気持ちいい。しかしひとたび発熱したら地獄だ。
最も浅い角度の25°に組み立てたMOFT Zを膝に乗せればそんな心配とは無縁だ。冬の朝に橋が凍結しやすいのと同じ原理でPCも放熱しやすくなり、あなたの愛機にも優しいだろう。
ちなみに高ささえ合えば、ローテーブルにスタンディングモードで作業できる。
この使い方は面白いんだけれど、あくまで一時的という感じ。だったらデスクに行くわ、と思った。ソファに浅く座るもんじゃないね。
実際にその使い方をするかは別として、応用方法が多岐に渡るという点は純粋に素晴らしいと感じる。
>MOFT Z: The 4-in-1 invisible sit-stand laptop desk
MOFT Zのイマイチなところ2つ
- 薄くたためる
- 角度が可変
これはMOFT Zのセールスポイントではあるが、それとトレードオフになっている部分もある。その辺りについても紹介しておきたい。MOFT Zのイマイチなところは以下の2つ。
- MOFT Zに乗せた状態でのPCの開閉が手間
- スタンドの下のスペースが活用できない
ここに引っ掛けてPCを固定する。そのままPCの画面を閉じようとすると画面に当たってしまう。
薄型の構造上仕方がないのは理解している。PCが完全に閉じ切らなくても近接センサーが反応すれば閉じた判定になるし、実害は全くといっていいほどない。単に気持ちの問題かも。
次の方が気になる人が多いかも。スタンドの下に何も置けないという点だ。
一般的なPCスタンドは上の写真のような感じ。PCの下にスペースが生まれて、そこにキーボードなどをしまうことができる。
一時期、下の写真のような作業環境を構築していた。
この時はPC下にスピーカーを設置し、使わない時はキーボードも押し込んでおくこともできた。個人的にはこういうところもPCスタンドを使うメリットの一つだと思う。
- スタンディング作業をしない
- 角度(高さ)調節も不要
- 外付けキーボード&マウス併用前提
- 家でしか絶対に使わない
これらの条件を全て満たすのならMOFT Zではなく、一般的な金属製のPCスタンドの方が満足できるかもしれない。
今日のぐうの音
これまでのPCの裏に貼り付けるタイプのPCスタンドは実はあまり使う気になれなかった。使っていない時の排熱の懸念と剥がす時に粘着剤が残る懸念があったためだ。
しかしMOFT Zなら貼り付ける必要がない。そして下敷きのように薄いので外出時に持ち運ぶことも容易だ。さらには角度調節もできて攻守最強なのでは?
- 外付けキーボードがあるからPCスタンドが欲しい
- 出先でもPCに角度をつけてPCを使いたい
- でもPCに貼り付けるタイプは嫌
- たまにスタンディングで作業したい
そんなあなたには絶対MOFT Zがハマるはず!ぜひINDIGOで詳細をチェックして欲しい>MOFT Z: The 4-in-1 invisible sit-stand laptop desk
ラップトップ:13インチMacBook Pro
キーボード:HHKB Professional BT
マウス:Logicool MX ERGO
モニター:BenQ EW3270U
ヘッドフォン:SONY WH-1000XM3
スピーカー:Bose SoundLink Resolve
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