最近、スマートホームという言葉をよく聞きますよね。
興味はあるのだけれど、実際のところスマートホームって何なの?って思いますよね。私もその一人でした。ここでWikipediaを引用すると、本記事で意味するところは下記になります。
- ホームオートメーション(自動化)系のベネフィット
- スマートスピーカーと連動して、声で家電が操作(スイッチのオンオフ・チャンネルの変更)ができる。
- 自宅から数メートル離れると、自宅の全ての鍵がロックされる。
など
スマートホーム – Wikipediaより引用
そうやって聞くと、「AlexaとかGoogle Homeに対応した最新式の家電が必要なんでしょ?」と考えてしまいがちですが、そんな事はありません。
僕の家の2004年製の旧式エアコンもばっちり自動化できています。
Nature Remoというスマートリモコンを使えば、赤外線リモコンで操作するタイプの家電なら基本的に何でもスマートホーム化できてしまうのです。
当ブログでは連載形式で手順を紹介していこうと思います。今回はその第一話。Nature Remoのセットアップです。
- 【第一話】Nature Remoのセットアップとシーン設定
- 【第二話】Nature Remoのルール設定による家電操作の自動化
- 【第三話】Nature RemoとAmazon Echo Dotを連携してAlexaで家電操作
- 【第四話】IFTTT、 iOSショートカットとの連携(仮題)
スマートリモコン「Nature Remo mini」
今回の主役はスマートリモコンであるNature Remo miniです。
赤外線リモコンの出す赤外線を記憶して、全く同じ赤外線を出せるのがスマートリモコンです。家電はリモコンからの信号だと勘違いして動作してしまう、という原理。だから家電自体が古くても赤外線リモコンで操作さえできればOKなのです。
もちろんWi-Fiに接続できるので、スマホから家電を操作できるようになります。
上位機種であるNature Remoと比較して、センサー機能が制限されています。ご自分の用途にあったほうを選んでください。
Nature Remo | Nature Remo mini | |
温度センサー | ○ | ○ |
湿度センサー | ○ | ✕ |
照度センサー | ○ | ✕ |
人感センサー | ○ | ✕ |
温度センサーはエアコン制御において必須機能と言ってもいいですが、ほかは今の所使いみちが思い浮かびませんでした。そこで僕はより安価なNature Remo miniを購入することに。
やっぱり色んなセンサーが欲しくなったら、Nature Remoを買って、Nature Remo miniは寝室用にすればいいからね。
開封すると1.5 mのmicro USBケーブルとNature Remo mini本体。
この手のもので何度でも言うけれど、USB-Cにして欲しかったなあ。
Nature Remo miniは実に小さくて、軽いです。白い壁なら設置しても目立ちませんね。
背面には壁掛け用の穴があります。上位機種のNature Remoは両面テープが付属するらしいです。Nature Remo miniも30 g程と非常に軽いので、両面テープでも十分固定できると思いますよ。
実際に僕も両面テープで固定しています。画鋲は落とすと怖いので。幅15 mmがちょうどよかったです。
Nature Remoのセットアップと家電登録
セットアップ自体はアプリの手順に沿って行うので、迷うことはないと思います。
詳しくは公式サイトにも書いてあるので本記事では割愛します。
家電の登録方法は、アプリ右上の「+」をタップして
Nature Remoに向けて登録したい家電のリモコンの電源ボタンを押します。
するとこんな画面に遷移します。中央の電源ボタンで家電を操作できたらOK。自動でリモコンが登録されます。
我が家のダイキンのエアコンは、エアコンではなく「窓用エアコン」を選ぶと、リモコンを自動設定できました。
テレビは全てのキーを自動で設定してくれる。す、すごい。
うまくいくと、このようにリモコンを自動検出してくれます。もし自動検出できなかったら・・・
このようなモデルからシラミ潰しに試していくしかありません。
どれもヒットしなかったら、手動で電源ボタンなどを一つひとつ登録しましょう。BoseのTVスピーカーのリモコンは、以下のように必要なボタンだけ手動で登録しました。
そんな感じで、我が家では
- テレビ
- 窓用エアコン
- BDレコーダー(手動)
- TVスピーカー(手動)
- リビングの照明
- 寝室の照明
の6つの家電を登録しました。
これでスマホだけで6つの家電を操作できるようになったわけです。
これだけだとスマートホームというには、まだ不足していますよね。リモコン置き場がスッキリするだけです。つぎにNature Remoの「シーン」機能を活用していきます。
Nature Remoのシーンを設定|ここからが自動化の本番
まずは下の写真を見てください。我が家の照明のリモコンはこんな感じ。
一方で、Nature Remoで検出されたリモコンはこんな感じ▼
ミスマッチが起きています。リモコンの「切/入|常夜灯」ボタンはNature Remoの「次へ」に対応しているんですね。困りました。
「次へ」ボタンは押すたびに
ON → 常夜灯 → OFF
のようにトグル式で切り替わっていきます。これではワンタップで照明をOFFにすることができません。
そこで活躍するのが「シーン」機能。
アプリの右上の「+」から、今度は「シーンの追加」を選択します。そして下記のように設定すれば、この「シーン」が寝室の照明を切るボタンになるわけです。
照明がONの状態で、「次へ」を二度送ればOFFにすることができます。
「シーン」機能ではよく使う一連のリモコン操作を記憶させて、ワンタップで呼び出すことができるのです。だんだん自動化っぽくなってきましたね。
リビングの照明を明るくするのも「明るい」ボタンを連打させてあげればOK。
僕のTVはPrime VideoやYouTubeのアプリをインストールできるのですが、その呼出も上記のように自動化できてしまいます。
ちなみに、TVの起動から自動化しようと思ったら、TVが起動する前に次のボタンを押しに行ってしまう(動作を追い越してしまう)のでうまく走りませんでした。Nature Remoに待つ機能があればいいのに。
でも別の方法で解決したので、次回以降に説明します。
今日のぐうの音
連載記事 スマートホームへの道・第一話はここまで。
Nature Remoのセットアップからシーンの登録まででした。ここまでだとシーンのありがたみが伝わりにくいかと思いますが、シーンの設定はスマートホーム化で避けては通れないのです。
次回をお楽しみに。
いよいよ自動化を進めていく第二話▶︎【スマートホームへの道・第二話】Nature Remoのルール設定による家電操作の自動化
- 【第一話】Nature Remoのセットアップとシーン設定
- 【第二話】Nature Remoのルール設定による家電操作の自動化
- 【第三話】Nature RemoとAmazon Echo Dotを連携してAlexaで家電操作
- 【第四話】IFTTT、 iOSショートカットとの連携(仮題)
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