SwitchBotカーテンってなにができるの?
カーテンレールに装着して自動でカーテンを開閉できるツール。簡単にいってしまえば以下のようなことができるようになる。
- スケジュールで自動開閉できる
- SwitchBotハブがあればスマホアプリで開閉できるので、外出先からもカーテンを閉められる
- SwitchBotハブとスマートスピーカーがあれば声で開閉もできる
結論から言うと・・・朝に自動でカーテンが開いて朝日で起きられるの最高!
「薄暗い部屋の中眠りまなこでスマホのアラームを止める」なんて想像しただけで憂鬱になる行為からおさらばできる。そう思えば非常に良い買い物だ。
今回SwitchBotカーテンとSwitchBotカーテンと一緒にあると便利なグッズを提供していただいたので紹介していく。
理系男子によるコスパ算出
大手メーカー勤務の筆者が、その経験をもとに製品の本当のコストパフォーマンスを評価するコーナー
価格の手頃感 | |
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生活への影響度 | |
長く使えるか | |
スペックに現れない価値 | |
所有する高揚感 |
総合コスパ:
初期投資こそ大きいものの、得られる体験は価格以上だ
>同じコスパ評価の製品一覧
「価格の手頃感」、「生活への影響度」が高ければ高いほどコスパも高くなり、逆に「スペックに現れない価値」が高くなるとコスパは低くなります。なお「所有する高揚感」はコスパ算出の対象外。
SwitchBotカーテンのセットアップ方法
基本的にアプリの指示通り進めていくだけ、特に迷うことはないと思う。
カーテンレールへの取り付けも簡単だ。1番目と2番めのカーテンクリップの間にSwitchBotカーテンを取り付ける。カーテンを開けるときは2番め、閉めるときは1番目のカーテンクリップをSwitchBotカーテンそれぞれ押すという仕組み。
したがって片開きであればSwitchBotカーテンは1機でOKだが、両開きなら2機必要になる。僕の寝室は両開きだったが、2枚のカーテンをSwitchBotカーテン付属のクリップで留めて片開きにしている。
設置後にカーテンの全開位置と全閉位置をSwitchBotカーテンに覚え込ませる必要がある。
ここまでやれば準備完了!さっそくスケジュール機能で起きる時間にカーテンが開くよう設定してほしい。
SwitchBotカーテンのカーテンの良いところ
何より音じゃなくて朝日で起きられるのが、なんといっても最高!
実は僕はアラームを始めとした「音で起きる」というのを去年からやめていて。スマートリモコンで寝室の照明を朝に点灯させる、という起き方をしていた。光で起きるのは確かに音よりは良いんだけれど、欲を言うなら人工的な光よりも朝日のほうがやっぱりいい。
照明が点灯して一気に明るくなるよりも、カーテンが徐々に開いて、部屋がじわじわ明るくなっていくほうが気持ちがいいのだ。自然界では日の出によって徐々に世界が明るくなっていくのだから、(その速さは違うにせよ)ヒトにとっても心地いいのは当たり前なのかもしれない。
・・・と、ここまでがSwitchBotカーテンの気に入っているポイントの9割くらい。以下に書いた残りの2つも十分すぎるくらい便利なポイントなんだけれど、朝日で起床が強すぎて、些細なことのように感じてしまう。
- 夕方にカーテンを閉める手間も省ける
- 部屋が複数ある人には便利
夕方にカーテンを閉める手間が省ける
朝も自動でカーテンが開くのと同様に、スケジュール機能で夕方に自動でカーテンが閉まる。
僕は1LDKに住んでいて、SwitchBotカーテンは寝室に設置している。寝室は夕方に自動でカーテンが閉まるので、リビングのカーテンだけ気にしていれば良い。これは心理的に楽だ。
日が暮れたらわざわざ寝室に行ってカーテンを閉める。別に寝室は遠くないんだけれど、そんな生活にはもう戻れない。部屋が複数あるのなら、SwitchBotカーテンはQOLを上げる手助けになる。
SwithBotカーテンのいイマイチなところ
毎朝柔らかな光で僕を起こしてくれさえすれば、不満はまったくないんだけれど、あえてイマイチなところも挙げてみる。
- 駆動音がそこそこ
- 閉まり具合、開き具合には甘さがある
- 充電が必要
- 光センサーはイマイチ(今後に期待)
駆動音がそこそこ
開閉時に「ジー」という駆動音が発生する。静音モードも一応あるけれど、無音とまではいかない。眠りが浅ければ起きてしまうくらいの音だ。
とはいえ耳に刺さるアラームの音よりは格段にマシ。そして僅かな音と同時に朝日も届けれくれるので、僕はあまり気にならない。
完璧な開閉には期待しない方がいいかも
全開まで開けたり、ピチッと隙間なく閉めるのはやっぱり苦手だ。できないわけではなく、条件を揃える必要がある。例えば
- レールや床に動作を邪魔するモノを置かない
- 位置調整を精度良く行う
これらを徹底すれば人手による開閉と遜色ない程度までSwitchBotカーテンにやらせることも可能だ。ただ原点は徐々にずれていくかもしれない。労力に対する高価を考えれば、完璧を求めすぎないのが程よい距離感だと個人的には思う。
仕方のないことなんだけれど、充電が必要
類似製品には乾電池で動作するものもあるが、SwitchBotカーテンはバッテリー内蔵だ。USB-Cで充電する。1回のフル充電で最大8ヶ月使用可能らしいので、そこまでのデメリットではないが。
ちなみに別売りのソーラーパネルを設置すれば太陽光で充電できるので、この問題は解決できる。
光センサーはイマイチ
SwitchBotカーテンと専用ソーラーパネルは光センサーを搭載していて、外部の明るさを検知できる。外が明るくなったらカーテンを開けて、暗くなったらカーテンを閉める、なんてことも可能なのだ。
可能なんだけれど、光センサーの感度がイマイチ。この機能はベータ版なのであまり悪くは言えないんだけれど。
確かに昼と夜で照度は変わっているんだけれど、10段階のうち最大値と最小値が2くらいの差くらいしかなかったり
光センサーで開閉できる(特に閉)のが理想なんだけれど曇りの日に閉まらなかったり、夜中に何かの拍子に開いてしまったりしたら非常に困る
こういった先進的なテクノロジーは是非とも活用していきたいんだけれど・・・
ソフトウエアのアップデートで良くなるものなんだろうか、それともハード的にそもそもセンサーがイマイチなんだろうか
SwitchBotハブがあるとできること
SwitchBotカーテンは単体でも動作可能だが、SwitchBotハブがあるとできることが広がる。SwitchBotカーテンを買うなら是非とも同時に手に入れて欲しいアイテムだ。
SwitchBotバブの導入をきっかけに自宅をスマートホーム化ししていくのも面白いだろう。家族に「電気つけて」とか「テレビつけて」と言う感覚でスマートスピーカーに頼むことができる。
逆にSwitchBotハブをすでに持っているなら、SwitchBotカーテンを買わない手はないだろう。
私は関連商品として、以下のものをSwitchBotカーテンと一緒に使っている。
- SwitchBotハブ
- 温湿度計
- スイッチ
- ソーラーパネル
個人的には何でもログを取るのが好きなので、特に温湿度計は強くお勧めしたい。アプリ上で温度と湿度の推移を見ることができるし、さらにうれしいことにCSVで出力出力することも可能だ。
睡眠ログと部屋の温度の相関をとるとかしたら面白いだろうなあ。そのためには活動量計も買わないといけないんだけれど。
SwitchBotカーテンに話を戻すと、最低限SwithBotハブとスマートスピーカーだけあれば十分だと感じる(もちろんSwitchBotカーテンのみでも使えるけれど)。
温湿度計があれば室温に合わせてカーテンの開閉ができるけれど、正直なところ時間によるスケジュール機能で十分だと感じる。
スイッチもスマートスピーカーさえあれば、声をかけるだけなので十分だ。逆にスマートスピーカーを持っていなければ、スイッチは検討の余地がある。
今日のぐうの音
話は最初に戻るのだが、とにかく「朝日で起きられるの最高!」とだけお伝えしたい。
アラームから寝室の照明で起きるようになって、お世辞抜きに「世界が変わった」と感じた。しかし朝日で起きるようになると、もう人工光で起きる生活には戻れないと感じる。それくらい寝起きがいい。感じ方に個人差はあると思うが。
イマイチなポイントとして
- 駆動音
- 不完全な開閉
- 充電の煩わしさ
- 光センサーの不確かさ
を挙げたが、それらを十分に補ってあり余る。すでにSwitchBotハブを持っているなら迷わず買うべきだと思うし、もし持っていなければSwitchBotハブも一緒に買うだけの価値はあると思う。
もしあなたが良い起床から良い一日を始めたいと思っているのなら、チェックしてみて欲しい。
ラップトップ:13インチMacBook Pro
キーボード:HHKB Professional BT
マウス:Logicool MX ERGO
モニター:BenQ EW3270U
ヘッドフォン:SONY WH-1000XM3
スピーカー:Bose SoundLink Resolve