「Xperia 新製品タッチ&トライ」ブロガーミーティングに参加しました!そのレポートをお届けします。
エンジニアの方と直接お話できたのはとてもおもしろかったです。相当なこだわりを感じました。しかしそのこだわりがどれだけユーザーに届いているのか・・・。微力ながらそのお手伝いができれば、と思っています。
前半は特徴的な21:9という画面サイズについて、後半は一眼ユーザーからみたXperia 1のカメラ機能についてお話します。
触って実感!Xperia 1の魅力
第一印象は「長っ・・・」でした。初めてiPhone 5を見た時を思い出しましたね。この独特の形状からして、たくさんのこだわりが詰まっていることがわかります。
▲やっぱり、長くないですか?でもね、きちんと合理的な長さなんです。そのあたりは追って説明しますね。
気になったところは、どうしても重心が上になってしまうところと、右側面の指紋認証と電源ボタンが別なところ。この2点は違和感ありましたね。慣れるんだろうけれど。
画面の大きさがあるので、かなり薄く感じました。エンジニアの方のお話ではガラス筐体で厚さ8.2mmに抑えるのはかなり苦労したのだとか。厚みのあるカメラユニットをどこに配置するのか、カメラの凸部は何ミリまでなら違和感なく使えるか、など相当なこだわりが詰まっています。
とっても僕好みな背面ガラス。初めてのスマホのiPhone 4Sの背面ガラスがすんごいお気に入りで、その次に買ったXperia Z1も当然背面ガラス。
これまで僕が使ったことのあるスマホ9台の中でこのXperia Z1が一番の名機だと思っています。Xperiaのブロガーミーティングのレポート記事で言うとウソっぽいですが、ずっと前から言っている事実です。初めてのAndroidということもありますが、使っていて最も楽しかったです。
21:9のワイドディスプレイ、実は合理的
繰り返しになりますが、縦長ですよね。
並べてみます▼
iPhoneシリーズではiPhone XS Max未満、iPhone 8 Plus以上の画面サイズを持つiPhone XRよりも更に大きいです。中央に置いたXperia Aceが子供用みたいですね。
Xperia 1の異端さが際立つ一枚。
Xperia Aceは価格もスペックもベストバランス。Xperia 1が夢の端末ならXperia Aceは現実的な端末でした。Xperia 1の内容だけで結構な量になってしまったのでXperia Aceについて詳しくは割愛させてください。
そのかわり魅力を二言で。
- インカメラがXperia 1以上の広角で、それだけでXperia Aceを積極的に選ぶ理由になりそう。Go Proで自撮りみたいな感じにできる。
- もしXperiaを買うってなったら実際、直前でXperia 1かXperia Aceか悩むと思います。それくらい悩ましいスマホ(褒め言葉)
マルチウィンドウに最適
21:9の理由、マルチウィンドウを使って納得しました!
半分ずつ表示すればおおよそ1:1、非常に使いやすいんです。そして、16:9と9:16の表示にもできるんです。上に動画を表示させながらブラウジングとか、もう最高ですよね。
ゲームでも一歩有利に立てる?
ゲームの際には16:9では見えない範囲まで見えるようになります。対応アプリのみですが、今後対応数も拡大予定だとか。
他の人より表示範囲が広く情報量が多いのは、ゲームによってはチートになり得ますね。
ゲーム中はメモリをゲーム優先にするとか、通知を一時的にオフにするとか、ゲーマーのための機能が搭載されているのも印象的でした。
縦長ディスプレイ&サイドセンスの組み合わせは鬼に金棒
大画面だと気になるのが、片手での操作性。ホームボタンに指が届くの?っていうところ。
実際のところこんな感じで、成人男性の僕の手では上から下まで届きません。でも片手操作余裕でした。なぜか。
それはサイドセンスという機能のおかげ。
画面の端に操作を割り当てることができるんです。デフォルトでは以下のように機能が割り当てられていました。
- ダブルタップ:ランチャー起動
- 上スワイプ:マルチウィンドウ起動
- 下スワイプ:戻る
ランチャーは使用するに連れて最適化されていきますし、「戻る」もわざわざ下まで指を伸ばさなくていい。これなら十分片手操作可能です。考えられているなあ。
マルチウィンドウもこれだけ簡単に起動できてこそ、使える機能になると思います。
実のところ一つ落とし穴がありまして・・・
このサイドセンス、初見で呼び出しが難しいです。誤動作を防ぐギリギリの感度らしいのですが、はじめは全く呼び出せませんでした。エンジニアの方に教えていただきコツを掴むことで、すぐにマスターできましたが・・・。
数回試して諦めて、使わなくなる人いそう。勿体無いなあ。
こういう機能を使いこなしてこそのAndroidだよね、って僕は思います(はじめは全く使えなかったのに偉そうに言ってスミマセン)
超広角から望遠までのトリプルレンズカメラ
- 標準レンズ有効画素数:約1,220万画素
- 焦点距離:26mm
- F値:1.6
- 望遠レンズ有効画素数:約1,220万画素
- 焦点距離:52mm
- F値:2.4
- 超広角レンズ有効画素数:約1,220万画素
- 焦点距離:16mm
- F値:2.4
地味に僕好みなのが、「どのレンズでも画素数が同じ」ということ。画素数に優劣があると、せっかく特殊レンズで撮っても一応高画素でも撮っておくか、って思ってしまいますから。
以下に実際に撮影したサンプルデータをもらったので掲載します。ブログ用に圧縮していますので悪しからず。
標準レンズのサンプル
標準レンズという名前ですが、換算26mmはカメラをやっている人なら広角と感じるはず。このくらいの広角がスマホ界では標準レンズですね。
このレンズのF1.6という明るさは頼もしい。最も暗所に強いのは標準レンズですね。
1,220万画素という背伸びしない画素数も好印象です。僕が以前使っていたXperia Z1は2,070万画素もあって、それはそれはバキバキに解像した写真が撮れました。でも晴れた日だけ。
Xperia 1はあえて画素数を落として1画素あたりの受光面積を大きくし、階調豊かな写真が撮れるようになっています。
画素数だけのスペック競争ではなく、より本質的な画質に対してのアプローチが伺えます。
望遠レンズのサンプル
電柱がボケていくのがわかりやすく、より被写体が立体的に感じられますね。少し専門的な話をすると、3つのレンズの中で望遠レンズの有効口径が最も大きいので望遠レンズによるボケが最も大きくなります。
換算52mm相当なのでカメラ好きに言わせればこちらの方が標準レンズになりますが、それはここでは議論しません。
(Xperia 1の)標準レンズのちょうど2倍ズームに相当します。もっと被写体に寄りたいときはもちろん、普段の写真でも少し離れて望遠レンズで撮影してみてほしいです。余計な映り込みを防げたり、人の顔などの形が整って見えたり、普通のスマホ写真とは一味違った仕上がりになるはず。
超広角レンズのサンプル
換算16mm相当といえば相当な広角。ダイナミックな写真が取れますね。あと狭い部屋で集合写真を撮るときなんかにも役立ちそう。キリッと解像していていい感じ。
僕がお借りしたサンプルの超広角レンズは近接撮影で歪みがありました。お借りしたのはまだ試作なので、製品版は電子補正などで調整があるかもしれません。
ミラーレス一眼・αレベルの瞳AF
SONYのミラーレス一眼であるαシリーズが他社よりも秀でている分野、それが瞳にジャスピンしてくれる「瞳AF」です。
上の写真で、瞳に緑の四角が表示されています。これが瞳にジャスピンしている証。
上の例ではカメラにとってかなり過酷な条件で撮影しています。
- 連写し続けている
- モデルさんに動いてもらっている
それでもバッチリ瞳を追い続けています。すごい!
被写界深度の深いスマホで、顔認識ではなく瞳まで追い込むというのはどれほど意味があるのかは正直わかりません。でも技術で他を圧倒していることは疑いようがありません。
iPhoneのカメラとXperia 1のカメラはどっちがいいの?
Xperiaのカメラが凄いのはわかった。でも結局のところライバルでもあるiPhoneと比べてどうなの?というところが気になる人も多いはず。
結論として、Xperiaのカメラの方が数年進んでいると感じました。僕が昔使っていたXperia Z1の経験もその結論を補強します。
2014年に使っていたXperia Z1は
- 最新のiPhone XSをも凌ぐ2,070万画素(先程は難色を示しましたが)
- 当時からポートレートモード搭載
- シャッターを切る少し前の写真も記録されている機能
これらを既に実装していました。時代を先取りしていると言わざるを得ません。
今回発表されたXperia 1もSONYのミラーレスの技術を惜しみなく投入して、完全にコンデジを潰しに来ています。安価なスマホと安価なコンデジを買うくらいなら、同じお金でXperia 1を買った方が幸せになれるでしょう。
今日のぐうの音
以下はSONY吉田社長の力強い言葉。
吉田社長は、ソニーはこれまでエンターテインメント関連のハードをやってきたと説明。その上で「スマートフォンは完全にエンターテインメントのハードだ」と述べ、すでに売却した生産性重視のパソコン事業などとは違うとして、「大事にしていかないといけない」と強調した。
吉田社長は、若者がテレビではなくスマホでコンテンツを楽しむ時代になったことにも触れ、「ソニーというものを長期的に考えた時に、この事業ポートフォリオがなくていいのか」と述べ、あらためて撤退を否定した。
出典:https://jp.reuters.com/article/sony-ceo-interview-idJPKCN1SS0WE
その言葉通り、Xperia 1はSONY全社を上げて一切技術の出し惜しみがないスマホに仕上がっていると感じました。
記事では詳しくは触れませんでしたが、オーディオはDOLBY ATMOS(映画音響)に対応しています。しかも他社スマホのDOLBY ATMOSとはひと味もふた味も違います。ソニー・ピクチャーズのツテでジュマンジやスパイダーマンなどの音響担当のノウハウも詰め込んで、相当こだわったチューニング。このチューニングができているのはXperiaだけなんだとか。
エンジニアの方がヘッドフォンだけでなく、「ぜひ本体スピーカーで体感してほしい」と自信満々に仰っていたのが印象的でした。
新しい時代のXperiaを作っていくという意気込みが感じられました。ガジェット好きはもちろん、クリエイターの方にも満足いただける全部入りスマホですね。店頭で見かけたらぜひ触ってみてください。
6月中旬発売予定です。
管理人が手放せないiPhone 12 mini周辺機器
SIMフリーのiPhone 12 miniにUQモバイルのSIMを挿して運用しています
昼休みの混雑時でも爆速!余った通信量は次月に持ち越せるのもGOOD!
多少は電話もしますが、3GBプランで毎月2000円以下で運用できています。
加えて楽天モバイルも契約してデュアルSIM運用しています。+1GB無料で使えるし、通話も無料なのでノーリスク!
天然木材のiPhoneケースで癒やされています
ヨーロッパを中心に人気なWOODWEのiPhoneケースを愛用しています。天然木材のiPhoneケースはまだ誰とも被ったことがありません。
> 【レビュー】天然木材のiPhoneカバーWOODWEはずっと触っていたくなる
管理人が手放せないiPad Pro周辺機器
Apple Pencilも角度調節も対応のZUGU CASE
11インチiPad Proのケースをいくつか試して、このZUGU CASEに落ち着きました。少し重いことを除けば最強のケースです。
> やっと満足するiPad Pro 11インチのケースに出会えた。ZUGU CASEを紹介します【Apple Pencil対応】
外出時最強のキーボード・HHKB Professional BT
高いけど買ってよかったキーボード。人生で一度はこの打鍵感を味わってほしい。